2021年8月12日
KISSsoftでは、ギヤボックスシステムの信頼性を評価し、様々なグラフィックで解析結果を表示することが可能です。BertscheやVDMA23904の他、KISSsoft 2021年版では、AGMA6006-B20の計算にも対応しています。
AGMA6006-B20はギヤボックスの信頼性評価の在り方が記述された、初めて国際的に認められた規格です。信頼値は3つのパラメータによるワイブル分布をベースに計算されますが、規格で使用されるパラメータ値はソフトウェアのユーザーによって調整できるようになっています。当然ながら、個々のギヤ、シャフト、ベアリング要素の信頼性もKISSsoftで表示することができます。
ベアリングの信頼性評価は、事実、風力発電設備のメインギアボックスの設計における重要なテーマです。これについては、同テーマを扱ったHanspeter Dinner(工学修士)の詳細レポート (英語版) でご確認いただけます。総費用の計算や予備品の必要性を知るために、ベアリング故障によるリスク予測はエンジニアにとって重要な課題の一つに数えられます。また、例えば、サプライヤーとその構造の選定において、リスクの低いものを見出すために複数の構造の比較も、ステークホルダーにとっては大きな関心事です。風力分野におけるベアリングの信頼性評価についてのこの記事を是非ご覧ください。他にもご質問がありましたら、こちらまでお問い合わせください。