2022年1月27日
有限要素法(FEM)解析は、随分以前からKISSsoftに取り入れられています。遊星歯車キャリア、歯車本体の変形、歯元応力の計算には、複雑な幾何形状や荷重ケースを考慮するために有限要素法(FEM)が利用されます。
有限要素法解析の実施にあたっては、有限要素法解析ポストプロセッサが、その結果の概要を把握し理解するための有効なツールとなります。KISSsoftでは、独自のポストプロセッサが一連のKISSsoftのグラフィック表示に統合されて提供されています。このポストプロセッサのKISSsoftグラフィック表示への統合によって、機械要素の解析プロセスがスムーズに実行されます。
この内蔵ポストプロセッサのおかげで、ユーザーの皆様は、解析したコンポーネントに働く応力や変形をより詳しく知ることができます。上述の変数はベクトル(長さと方向の両方)で表示されることから、解析で得られる情報の一部を再現しているに過ぎません。KISSsoft2021年度版より、内蔵ポストプロセッサには、解析したコンポーネントの変形のアニメーションと、過剰な変形個所の表示機能がさらに追加されています。これによりユーザーは、FEM解析結果を「感覚として」掴み、そのコンポーネントが負荷下でどのように動作するかについて理解を深めることができます。また、モデリングミスについても、これにより分かり易くなっています。
KISSsoftに統合された有限要素解析法解析についての詳しい情報は、こちらからお問い合わせください。