2020年11月25日
EVトランスミッションで発生するギヤボックスノイズは、従来の内燃機関エンジンシステムのそれと比較してはるかに大きな影響を持ち、より顕著な問題となります。電動アクスルで発生する高周波ノイズは、モーターやギヤからの電磁力、またトランスミッションやDC/ACインバーターからのベアリングフォースによって生成される傾向があります。
トランスミッションにおけるNVH(騒音・振動・ハーシュネス)のシミュレーションは、ギヤの設計最適化の基盤となります。KISSsoftでは、ギヤのかみ合い時の起振力計算からベアリングの負荷やモーメントを特定し、ドライブトレーン全体の振動を解析します。そしてKISSsoftで解析されたこれらの数値は、マルチボディダイナミクスシミュレーションツールRecurDynへ、ハウジングの起振力として転送され、ハウジングも含めたギヤボックス全体の振動エネルギーが求められ、ギヤかみ合いのNVH評価へのフィードバックを可能とさせます。
こちらのテーマについてご関心をお持ちでしたら、2020年12月8日に開催の無料のウェブデモにぜひご登録ください。KISSsoftとRecurDyn、これらの2つの解析ツールを有効活用したNVH解析プロセスをご覧いただけます。皆様のご参加をお待ちしております。