STEP 3D
STEP(Standard for the Exchange of Product model data)は、製品データの記述のための規格です。STEPは、ISO規格10303に正式に定義されています。標準化されていることからSTEPは様々なシステム間でのデータ交換に適しています。KISSsoftでは、3DモデルのSTEP形式によるエクスポートし、Parasolidの表示ウィンドウで表示されます。平歯車、ラック、かさ歯車、クラウンギヤ、ねじ歯車及びウォームホイールの3Dモデルを作成し、エクスポートすることができます。
DXF
DXF(Drawing Interchange File Format)は、Autodesk社の仕様によるデータエクスチェンジのためのCADファイル形式で、AutoCADプログラムに内蔵されています。KISSsoftからは2DグラフィックをDXF形式で出力することができます。また、レイヤーを定義することができます。
IGES 2D
IGES(Initial Graphics Exchange Specification)は、CAD間のデジタル情報交換に役立つ、メーカーに依存しない中立的データ形式を定義します。2Dグラフィックはこの形式でエクスポートすることができます。
GAMA
GAMA形式は、グリーソン測定機で使用されていて、特殊プロトコルに書き込まれます。この形式では次の主要パラメータがサポートされています。歯直角モジュール、歯数、ねじれ角、歯幅、転位、歯底円直径、インボリュート開始点、基準円直径、法線面の歯厚、円弧
VDI 2610 ガイドラインは、XMLをベースにしたかみ合いデータのための柔軟なGDEデータ形式(Gear data exchange)を定義しています。このデータ形式は、設計から加工、さらには品質検査や品質管理まで、かみ合いデータを電子的に共有し転送することを可能にするものです。
FVA駆動技術研究連盟は、ギヤボックス開発におけるデータエクスチェンジを容易にするために業界全体のための規格を策定しました。業界と研究の密接な共同作業により、REXS(Reusable Engineering Exchange Standard)という名前のインターフェースが開発されました。
GEMS(Gleason Engineering and Manufacturing System)は、グリーソン者のかさ歯車とハイポイドギヤのための設計と加工ソフトウェアです。このインターフェースにより、かさ歯車機構の幾何形状をGEMSからKISSsysへのインポートすることができます。定義された負荷下で、KISSsysは、E、P、G方向におけるかさ歯車の変位を計算し、GEMSに書き込みます。これによりGEMSでは、変位を考慮した上でかさ歯車機構の歯当たり解析を実行することができます。伝達誤差、接触剛性及びヘルツの接触応力の推移といった結果は、KISSsysにインポートして、各々のグラフィック(プロット)で表示することができます。
ソフトウェア「Adams Gear AT」は、ギヤボックスの設計に特化したMD Adams (MBS)のシステム拡張ソフトウェアです。ユーザーは、過渡的ダイナミクスのシステムシミュレーションで実際の負荷の経路や値を計算することができます。KISSsysモデルの幾何形状データは、MSC Adams Gear ATにより読取可能な形式で書き込まれます。この際、システムデータ、軸受の情報、シャフトの幾何形状、接続、負荷及び修正値を含む歯車幾何形状が書き出されます。